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NIJIの夢

NIJIの夢

出会った人々


出会った人々。

5月7日、現地時間の23:50にペナンの宿泊ホテルにチェックインした。
明朝8:30出発だと言うので、早めにお風呂に入って、日本から持ち込んだ日本酒とツマミで晩酌を。
と書けば、此処まで何事も無かったかのように聞こえると思う。
しかし、決してそうではなかったのだ。

クアラルンプール空港で、乗り継ぎの待ち時間を利用して日本から持ち込んだ軽食で夕飯を済ませた。
後は宿泊ホテルで寝酒を呷るだけである。(^^♪
と、こういう筈だった。。。
ところが、ここから大汗を掻いて空港中を駆け回る事になるのである。

何しろ、今までの海外旅行の中で1人で乗り継ぎをするのは初めてなのである。
アメリカの ミネアポリス空港 での乗り継ぎには事務局が付いていたし、行動を共にしているメンバーが何人もいた。
しかし今回はたった1人。
成田空港で、マレーシア国内線の乗り継ぎカウンターまで電車のようなもので移動しろと、若干の説明を受けてはいたが、何しろ言葉は通じないし文字も読めない異国の地である。
アルファベットが並んではいるものの、英語ではないので意味が分からない。。。
おまけに、旅行会社のサポーターもいなければ、1人旅なので連れがいる訳でもない。(*_*)

周りに大勢の人はいるものの、広い空港に日本人がポツンと1人。。。
出発時間までに乗り継ぎカウンターを探さなければ大変な事になる。
もし、乗り継げなければツアーを放棄した事になり日本にも帰れなくなってしまう。

どっ、どっ、どうしよう・・・。
ふと、日本大使館・・・日本領事館・・・そんな言葉が頭をよぎった。
思いっきり心細い思いをしながら目の色を変えて空港中を走り回った。

そ・し・て・・・。

あっ、あったー!
遂に命綱を発見!


乗り継ぎ案内板.jpg

こんな小さな日本語の案内板がNIJIの命を繋いだ。
旅にトラブルは付きものだが、一時はどうなる事かと思い肝を潰した。
お陰様で命拾いしたわい。\(^o^)/
こんな緊張感も旅の醍醐味ってか!(^^♪

そんなドタバタ劇から明けて8日。
今日からマレーシア観光が始まる。
5日間お世話になるバスのフロントガラスにはNIJIたちのツアー名が書いてある。
下方に「ガイドはタイ」と書いてあるが、ガイドさんが「タイ」という名前の人なのだ。

F1170028.JPG

日本に留学して日本語を学んだ事があり、ペナン島の人だと言っていた。
喋り方に特徴があり、独特な雰囲気を持った、この人である。
「いくよッ!」⇦ 分かる人には分かる。(^◇^)

F1170026.JPG

今回のツアーには、NIJIを含む4人のシングルと3組のペアと6人の団体、合計16名が参加している。
本来なら、ここから観光の様子をアップすべきだが、NIJIにとって、この旅行が今までの1人旅の中で最も楽しい旅行となったのは、この団体6人のお陰だと言っても過言ではないので、あえて旅の冒頭で紹介しておきたい。
紹介するにしても彼らの許しを得ていないので、個人が特定されない範囲とし、アイマスクを掛けたり横顔にする事とした。

彼らとはバスの中でも、行く先々でも微妙に絡み合い、冗談を飛ばし合いながら、若干の身の上話まで交わすようになっていたのだ。
それらの交流が今までの1人旅とは一味も二味も違ったものになり、時間の流れを快く盛り上げるものとなった。

聞いたところによると、ご主人の3回忌の法要を兼ねて、生前ご主人が話していたマレーシアの旅を申し込んだらしいのだ。
ご主人を亡くされた初老の女性が主催者となって、お嫁さんとお孫さん達を引き連れての旅行だった。
1周忌の時も同じように何処かに旅行をしたようである。
NIJI個人的には、こういう供養の仕方があっても良いと思っている。

この女性はお孫さん達から「☆子ばぁば」と呼ばれていたが、何とNIJIの亡くなった母方の叔母と同じ名前である。(^_-)-☆
上品で気品があり、物腰が柔らかい。
それでいて周囲を温かく包んでしまう、何処か肝っ玉母さんのような風格も備えていた。

お嫁さんは、子ども達の行動を静かに見守り、いざという時には積極的なアドバイスを与えるようなタイプの人だった。
言い換えるなら「能ある鷹は爪を隠す」的な知性派の女性だった。
とかく険悪と言われている嫁姑の仲は、この2人に限っては微塵も見られなかった。
お互いに乗り越え方を弁えているのだ。
いや、心得ていると言った方が正しいのかも知れない。

3人目となる下の写真の子は、”☆恵”chanと言って、お茶目で可愛いくて、その上、人懐っこくて人見知りをしない。
主催者のお嫁さんが母親だと言っていたから、同居しているとすれば内孫になるのか。
彼女の母親の名は”☆恵”さんと言うから、”☆恵”chanの”恵”は母親から取ったのかも知れない。
屈託のない小学5年生の愛くるしい女の子だった。

和恵.jpg

次は堀北真希に似ている、矢印の子。
名前は漢字1文字で”☆い”chan。
英語の「Thank you」の発音には驚かされた。
本人は首を横に振ったが、きっと誰かに習っている。
少しあどけなさも残るが、整った顔立ちは既に大人の女性の雰囲気を醸し出している。
横顔だけでも、その美しさが分かるでしょ?
彼女は素直で明るい高校1年生。
最終日の別れ際には、ガッチリと握手を交わした。

黎.jpg

5人目と6人目は、このカップル。

シィンティア&こうだい.jpg

男の子は「こう☆い」君と言って、アメリカの大学に通うべく勉強に励んでいる。
かなりのイケメンで、甘いマスクと優しい性格の持ち主である。
食事の時など、自らウエーターを買って出ていた。
英語はペラペラ。
女の子は”☆生”chan。
日本とアメリカのハーフだと言っていた。
「私はこう見えて心が繊細です」と言った。
頭の回転が速く、機転も利いて、ユーモアがあり座を飽きさせないムードメーカーである。
どこか、ハリウッドの女優を思わせるでしょ?
この旅行は、常に彼女にリードされていたような気がする。(^_-)-☆

日本の焼き魚定食の食事を除き、NIJIはこの6人のメンバーと常に一緒だったのだ。
そして、偶然にもNIJIと同県から参加していた、
シングルの”小☆”さんと言う人も加え、いつも8人で食卓を囲んでいたのである。

小高.jpg

主立った参加メンバーを紹介したところで、本格的観光は次回からアップしたい。
えっ、まだ観光に入らないのかよ?(^^♪


次は オランウータン島 にお進みください。



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